庭の芝生をやめたいけど、どうしたらいい?撤去費用からおすすめの舗装材まで徹底解説!  

皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事や土木工事を手掛ける有限会社神戸造園です。


緑豊かで心地良い空間をつくり出せる芝生は、四季の変化や自然を感じられる魅力がある一方で、お手入れの大変さから「もうやめたい」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。


この記事では、芝生をやめたいと感じる主な理由から、芝生をやめることのメリット・デメリット、撤去や新たな舗装にかかる費用、そして芝生の代わりにおすすめの舗装材や注意点に至るまで、詳しく解説します。芝生のない快適なお庭づくりのヒントがきっと見つかるはずです。




■庭の芝生をやめたい!よくある理由は?



庭の芝生をやめたいと感じる背景には、多くの場合「手入れの負担が大きい」という共通の悩みがあります。ここでは、代表的な4つの理由を具体的に見ていきましょう。


・こまめな芝刈り

芝生は、その種類や気候によって成長スピードは異なりますが、美しい状態を保つためにはこまめな芝刈りが不可欠です。特に生育が活発な夏場は週に1回以上、春や秋でも2~3週間に1回程度の芝刈りが必要になることも珍しくありません。冬場は手間が減るものの、年間を通してみると大きな負担となります。庭の手入れに十分な時間を割ける方なら問題ありませんが、少し油断するとあっという間に伸びてしまい、収拾がつかなくなることもあります。


・水やりの管理

健康な芝生を維持するには、水やりも欠かせません。一般的に、春と秋は2~3日おき、夏は毎日、冬でも1週間に1回程度の水やりが目安とされていますが、これも天候に左右されます。芝刈り同様、こまめな管理ができれば美しい芝生を保てますが、水やりを怠ると芝生の生育が悪くなり、最悪の場合、枯れてしまうこともあります。


・雑草の除去

芝生の間から生えてくる雑草は、見た目を損なうだけでなく、芝生の栄養や水分を奪い、成長を妨げます。そのため、定期的な雑草取りが必須です。雑草の成長サイクルに合わせて、年に2~3回程度は丁寧な除草作業が求められます。庭が広ければ広いほど、この作業は時間も体力も使う重労働になりがちです。


・落ち葉などのゴミ片付け

芝生の上に落ち葉やゴミが積もったままだと、日光が遮られて芝生の生育が悪くなったり、病害虫の温床になったりする可能性があります。放置すれば、その部分だけ芝生が傷んでしまうこともあるため、こまめな清掃が大切です。




■庭の芝生をやめるメリット・デメリット



庭の芝生をやめるかどうか迷っているなら、まずはメリットとデメリットをしっかり比較検討することが大切です。それぞれ詳しく見ていきましょう。



<メリット>

庭の芝生をやめることで得られる主なメリットは、以下の3点です。


・芝生のメンテナンスをする手間がなくなる

芝生をやめれば、これまで時間を取られていた芝刈り、水やり、雑草取りといった定期的なメンテナンス作業から解放されます。庭の手入れに多くの時間を割けない方にとって、これは何より大きなメリットと言えるでしょう。趣味や家族と過ごす時間が増えるかもしれません。


・庭の雰囲気を変えることができる

芝生から異なる舗装材へ変更することで、庭の見た目や雰囲気が一新されます。例えば、モダンなタイルや温かみのあるレンガ、シックな砂利、ウッドデッキなど、選ぶ素材によって全く違う印象の庭へと生まれ変わらせることができます。庭のイメージチェンジを考えている方には最適です。


・害虫の発生リスクを減らせる

芝生は植物であるため、どうしても虫が発生しやすい環境です。芝生をなくし、コンクリートやタイルなどの無機質な素材に変えることで、蚊やその他の不快な虫が発生するリスクを大幅に減らすことが期待できます。小さなお子さんやペットがいるご家庭にも安心です。



<デメリット>

一方で、庭の芝生をやめることには、以下のようなデメリットも考えられます。


・庭のリフォーム費用が発生する

当然ながら、芝生をやめるにはリフォーム工事が必要です。既存の芝生を撤去する費用に加え、新しい舗装材を施工するための費用がかかります。芝生の面積や選択する舗装材の種類によっては、費用が高額になる場合もあります。


・庭の利用シーンが変わることも

芝生はクッション性が高く、お子さんやペットが安全に遊べるスペースとして、あるいは裸足でくつろげるリラックス空間として活用できます。しかし、コンクリートや砂利などの硬い素材に変更すると、これまでと同じような使い方が難しくなる場合があります。


・緑が減り、景観が変わる

芝生の鮮やかな緑は、庭に自然な美しさと潤いを与えてくれます。これを他の舗装材に変えることで、景観が大きく変わる可能性があります。例えば、手入れが楽なコンクリートや砂利は、ともすると無機質で殺風景な印象を与えてしまうことも考慮しておきましょう。緑を取り入れたい場合は、プランターや植栽スペースを別途設けるなどの工夫が必要です。


・舗装材によっては夏場の庭が暑くなる

芝生には、日光の照り返しを和らげ、葉の蒸散作用によって周囲の温度上昇を抑える効果があります。しかし、コンクリートやアスファルトのような熱を吸収・保持しやすい舗装材を選ぶと、特に夏場は庭の表面温度や周辺の気温が上がりやすくなる点に注意が必要です。




■庭の芝生をやめるには、どれくらいの費用がかかる?



庭の芝生をやめる際には、主に「芝生の撤去費用」と「新しい舗装材の施工費用」の2つが発生します。


芝生の撤去費用は、一般的に1㎡あたり1,000円~4,000円程度が相場です。ただし、芝生の状態(根の張り具合など)や庭の広さ、作業のしやすさ(重機の搬入可否など)、地域によって費用は変動するため、あくまで目安としてお考えください。


新しい舗装材の施工費用も、選ぶ素材や施工面積によって大きく変わります。例えば、土間コンクリートで舗装する場合、1㎡あたり10,000円~15,000円程度が一般的な目安となります(材料費・施工費込み)。具体的な費用は、必ず専門業者に見積もりを依頼して確認しましょう。




■芝生の代わりにオススメの舗装は?



芝生をやめた後の庭をどうするか、悩む方も多いでしょう。ここでは、メンテナンスが比較的楽で人気のある舗装材を3つご紹介します。


・人工芝

「緑のある景観は維持したいけれど、手入れは楽にしたい」という方には人工芝がおすすめです。天然芝に比べて初期費用は高めですが、芝刈りや水やり、雑草対策といったメンテナンスがほぼ不要で、ランニングコストを抑えられます。最近の人工芝は見た目も非常にリアルで、一年中美しい緑を楽しめます。


・砂利

砂利敷きは、比較的安価に施工でき、水はけが良いためぬかるみや泥はねを防ぐ効果があります。また、砂利の下に防草シートを敷けば、雑草対策としても有効です。さまざまな色や種類、大きさの砂利があるので、和風・洋風問わず、庭のデザインに合わせて選べるのも魅力です。踏むと音がするため、防犯対策としても期待できます。


・土間コンクリート

雑草対策を徹底したい、すっきりとした見た目にしたいという場合には、土間コンクリートが適しています。耐久性が高く、汚れもつきにくいため掃除が簡単で、メンテナンスの手間を大幅に減らせます。駐車場や通路としての利用はもちろん、デザイン性を高めるためにタイルやレンガと組み合わせたり、表面に洗い出し仕上げやスタンプコンクリートといった加工を施したりすることも可能です。


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■庭の芝生をやめるときの注意点



後悔しないために、庭の芝生をやめる際には以下の2点に注意しましょう。


・リフォーム後も最低限のメンテナンスは必要

どんな舗装材に変えたとしても、美しい状態を長く保つためには、最低限のメンテナンスが欠かせません。例えば、砂利敷きでも落ち葉の掃除は必要ですし、コンクリートも汚れが付着すれば清掃が必要です。定期的に庭の状態をチェックし、必要に応じた手入れを心がけましょう。


・芝生は取り残さないようにする

芝生を撤去する際は、根を完全に取り除くことが非常に重要です。少しでも根が残っていると、そこから芝生が再生してしまい、新しい舗装材の下から芽を出して見栄えを損ねたり、最悪の場合は舗装をやり直す必要が出てきたりします。DIYでの撤去は特に注意が必要なポイントです。専門業者に依頼するのが確実でしょう。


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■まとめ



芝生のある庭は魅力的ですが、維持管理には相応の手間と時間がかかります。「芝生をやめたい」と思ったら、まずは今回ご紹介したメリット・デメリットをしっかりと比較し、ご自身のライフスタイルや予算、庭でどのように過ごしたいかを考慮して、最適な方法を検討することが大切です。専門家のアドバイスも参考に、後悔のない庭づくりを目指しましょう。




■軽井沢周辺で造園・外構工事ならぜひ神戸造園にお任せください!



私たち神戸造園は、群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事、外構工事、土木工事全般を承っております。「提案力」と「技術力」を強みとし、お客様一人ひとりのご要望に寄り添いながら、お庭のメンテナンスから空間全体のプロデュースまで、最適なプランをご提案いたします。


伝統的な日本庭園からモダンでおしゃれな洋風ガーデンまで、幅広いデザインに対応可能で、特に日本庭園が得意ということもあり、施工実績は豊富で、外国人の方からもご依頼いただいております。


芝生のお手入れに関するお悩みはもちろん、芝生をやめて別のお庭にリフォームしたいというご相談も大歓迎です。お客様の理想の庭づくりを、心を込めてお手伝いさせていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。



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