皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事や土木工事を手掛ける有限会社神戸造園です。
特別な時間を過ごす場所である別荘において、重要なポイントの1つとなるのが「庭づくり」です。見ているだけで癒される素敵な庭を作りたいところですが、庭は維持管理をする必要があります。どうすれば維持管理の手間を減らしつつ、素敵な庭を作ることができるのでしょうか? ここでは、軽井沢の別荘におけるお庭づくりや手入れのポイントをご紹介します。
■別荘の庭を作る時に配慮すべきポイント
別荘は普段住む家ではないのに加え、自宅から離れた場所にあることも多い建物です。そのため、別荘の庭づくりは、自宅の庭づくりとは少し考え方を変える必要があります。別荘の庭を作る時は、以下の2つのポイントを意識しておきましょう。
・定期的な庭の維持管理を行う
庭が荒れるのを防ぎ美しく保つためには、定期的に維持管理を行う必要があります。主なお手入れの内容は、植木の剪定や草刈り、落ち葉の掃除などです。
別荘を頻繁に使用するのであれば、その都度簡単なお手入れをすればいいので、それほど大きな問題にはならないかもしれません。しかし、夏や冬の長期休暇にしか訪れないなど、別荘の使用頻度が低い場合は、伸びた雑草や落ち葉の処理に多くの時間と費用がかかるでしょう。そのため、維持管理しやすい庭を作ることが大切です。
たとえば、葉が落ちない植物や剪定が不要な植物、生命力の強い植物など、お手入れが簡単な植物を中心に植えると負担を軽減できます。さらに、防草シートや砂利を敷いたり、ウッドデッキや大きめのテラスを作ったりすると、庭に雑草が生えるのを防ぐことができます。
また、自分の負担をなくしつつ高品質なお手入れをしたい場合は、専門業者に維持管理を依頼するのがおすすめです。自分で庭の維持管理をするのであれば、庭が広すぎると負担が大きくなるので、庭として使う範囲は敷地の30%程度にとどめるといいでしょう。
・その土地に合った植物や材料を使用する
植物のお手入れの負担を減らすためには、その土地の気候や土壌に合った植物を選ぶことも大切です。たとえば、軽井沢は寒冷地なので、耐寒性・耐陰性のある植物を選びましょう。ヤマボウシ(ヤマグワ)、アオダモ、ソヨゴ、ジューンベリーなどが、寒冷地でも育ちやすい植物の代表格です。
また、寒冷地だと、日当たりを必要とする植物にはなかなか花が咲きません。そのため、花をつける植物や果樹は、特に日当たりのいい場所に植えるのがおすすめです。寒さに強いシモツケ、ムシカリ、レンギョウなどを植えるのもいいでしょう。
なお、落葉樹は冬場に葉が落ちるため、寒い季節に日光を取り入れやすいのがメリットですが、目隠しには適していません。その他、植物の特徴は1つ1つ異なるため、性質をよく理解した上で植える必要があります。どのような植物を植えるべきか迷っている時は、ご近所さんの庭やガーデニングショップを観察してみるのもいいでしょう。
■軽井沢の別荘におすすめの庭デザインとは
別荘はゆったりとした非日常を楽しむための場所ですから、庭のデザインもそれにふさわしいものにしたいところです。そこで、別荘におすすめの庭デザインをご紹介します。
・その土地の自然や素材を活かした庭
別荘の庭には、シラカバやケヤキなどの樹木が自然に生えていることがあります。これらをそのまま活用しつつ、軽井沢の植生に合う植物を植えるのが、庭づくりの基本です。自然に生えた樹木の周辺に寄せ植えをすれば、植えた花や木が自然林に溶け込みます。
また、レンガの小道を用意したり、ガーデンテーブル用の椅子の代わりに天然の石を利用したりするのもいいでしょう。ウッドデッキを設ければ、自然に囲まれた空間でティータイムやランチを楽しむこともできます。
ただし、このようなこだわりの庭を作るためには、十分な時間と労力が必要です。自然林を生かす場合、まずは土を掘り返して不要な植物の根を取り除き、腐葉土や培養土などを加えて土づくりをしなければなりません。
さらに、日当たりが悪ければ間伐を行い、地面に日差しが届くようにします。こうして草花の生育に適した環境を整備すれば、植え付けた草花もよく育ち、山野草と共存できます。
・和モダンの庭
洋風の庭はもちろん素敵ですが、和風の庭園も趣があり、心を和ませてくれます。とはいえ、本格的な日本庭園を作るのは難しい場合もあるでしょう。
そのような時は、洋風の庭園に和のテイストを加えた「和モダン」な庭を作るのがおすすめです。大掛かりな施工や植栽はしなくても構いません。たとえば、石畳風の天然石マットを敷いたり、すだれや和風ベンチを設置したりするだけでも、現代の住宅に合った和モダンな庭になります。神戸造園様は日本庭園を得意としておりますので、和モダンなお庭づくりもぜひご相談ください。
■別荘の庭をお手入れする時のポイント
別荘に庭を作る場合、困ってしまうことも多いのがお手入れです。地域の気候や季節に合わせたお手入れが必要なのはもちろん、せっかくの別荘ライフを楽しむことを考えると、お手入れの負担自体を減らさなければなりません。そこで、以下のポイントを押さえて庭のデザインやお手入れを行いましょう。
・庭木の手入れ
庭木は適切な剪定が必要です。あまり茂りすぎると日が入らなくなり、風の影響も受けやすくなってしまいます。一方、必要以上に刈りすぎると、夏場は日光が入りすぎて熱くなります。さらに、伸びた枝先だけを切っていると、先端にばかり集中して枝が生えるようになり(頂芽優勢)、バランスが悪くなり倒木の危険が生じるため注意が必要です。
どのような剪定が適切なのかは、別荘を使う季節・頻度や樹木の種類にもよるため、計画的に剪定しましょう。専門業者に庭木の手入れを依頼するのが最も確実です。また、落葉樹や剪定が難しい樹木を植えない、葉が落ちる場所には掃除の妨げになる低木を植えないといった工夫により、お手入れや清掃の手間を軽減することもできます。
ちなみに、木の枝が電線にかかっている(かかりそうになっている)場合は、電力会社に依頼すると切ってもらうことが可能です。自分で剪定するのは感電のリスクがあり、非常に危険なので推奨されません。もちろん、極力このような状態にならないよう、注意して木を植えたり剪定したりしましょう。
・雑草の手入れ
自分で庭の草むしり・草刈りをすれば、コストはほとんどかかりませんが、庭が広ければとても疲れてしまいます。何より、せっかく別荘に来たのに、雑草の処理に時間を取られるのはもったいない話です。草刈機で刈り取ったり、除草剤を撒いたりすれば多少手間を削減できますが、根本的な解決にはなりません。
そこで、庭に砂利や防草シートを敷いて、雑草が生えるのを防ぎましょう。2つを組み合わせるとより効果的です。また、水で固まる土を使うと、草が生えにくくなるのに加えて、見た目も自然な仕上がりになります。あえて木を茂らせて地面に日が当たるのを防ぎ、雑草が生えるのを防ぐという方法もあります。
もちろん、最も確実なのは専門業者にお手入れを依頼することです。費用はかかりますが、雑草の処理に時間や体力を使う必要がなく、庭をいつでも快適な状態にしておくことができます。大切な別荘を長く維持し、楽しい別荘ライフを満喫したいのであれば、プロに維持管理を依頼してみましょう。
雑草処理については、こちらの記事もご覧ください。
》軽井沢の別荘が美しく蘇る! 庭の草刈りはプロに任せるべき理由とは?
■軽井沢の庭のお手入れなら神戸造園にお任せください!
別荘の庭づくりでは、デザインから維持管理までさまざまな点に配慮する必要があります。地域の気候や植生を理解して庭づくりを行い、適切なお手入れを行ってこそ、快適な別荘ライフを楽しむことができるのです。すべて自分で行うのは難しいことが多いので、まずは庭づくりについて専門業者に相談し、必要ならお手入れも委託するといいでしょう。
神戸造園では群馬県甘楽郡を拠点に、造園工事、外構工事、土木工事全般を手掛けています。庭のメンテナンスから全体のプロデュースまで、お客様のニーズや地域の風土に合った施工ができる「提案力」と「技術力」が強みです。
もともと、庭石の販売からスタートした会社のため、石材へのこだ わりが強く豊富な知識を備えています。幅広い種類の庭の工事に対応でき、特に日本庭園を得意としており、外国人のお客様からもご依頼いただいています。
軽井沢周辺を拠点としておりますが、全国で対応が可能ですので軽井沢の別荘の庭づくりやお手入れをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。