皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事や土木工事を手掛ける有限会社神戸造園です。
庭にはさまざまなスタイルがありますが、近年特に人気が高まっているものの1つとして「和モダン」な庭が挙げられます。和洋折衷の庭である和モダンは、多くのメリットがある魅力的な庭のスタイルです。
一方、素敵な和モダンな庭を作るためには、素材の選び方から全体の配置まで、いろいろなことを意識する必要があります。
そこで今回は、和モダンな庭を作る際のポイントや施工業者の選び方について詳しく解説します。
■和モダンとは?
そもそも和モダンとは、日本の伝統的なデザインと西洋的・現代的なデザインを組み合わせたスタイルのことです。和のデザインをベースに西洋的な要素を添えたものもあれば、洋風のデザインをベースに和の要素をアクセントとして加えたものもあります。
和モダンの人気は年々高まっており、個人の住宅や別荘はもちろんのこと、店舗・レジャー施設・宿泊施設などでも和モダンを取り入れるケースが多く見られるようになりました。和モダンはそれだけ魅力的なスタイルなのだといえるでしょう。
といっても、和モダンには「こうしなければならない」という厳密なルールはありません。どのような素材を取り入れるのか、和と洋の要素をどのくらいの配分でミックスするのかといったことは、すべて自分で決めることができます。
たとえば、全体としては洋風の庭でありながらも、一角にさりげなく和の空間を作るなど、自由なデザインが可能です。このような自由度の高さや創造性豊かな点が、多くの人の心をつかんでいるのではないでしょうか。
■和モダンな庭のメリット・魅力
和モダンな庭は、デザインの自由度の高さ以外にも多くのメリット・魅力を備えています。主なメリットを挙げてみましょう。
・飽きの来ないデザイン性
和モダンは、伝統的なデザインとモダンなスタイルを組み合わせており、時代ごとの流行に左右されません。そのため、長く住み続けても飽きが来ないのが魅力です。
また、和モダンな庭づくりに使われるアイテムは、年月の経過による色あせ・汚れ・コケなどによって深みを増していきます。和モダンな庭なら、時の流れとともに移り変わってゆく過程も楽しむことができるでしょう。
・幅広い世代に好まれる
現代の日本の住宅は、洋風のモダンなスタイルが一般的です。そのため、和風の家や庭に親しみを感じるのは、どちらかというと高齢の方が多いかと思います。しかし、和モダンな庭は伝統的なデザインに現代的・都会的な要素をプラスしているので、若い方にとっても違和感が少なく、幅広い世代から支持されています。
・和の要素を自然に取り入れられる
実際のところ、若い方でも落ち着きある「和」の雰囲気を好む方は決して少なくありません。しかしながら、洋風デザインの住宅が定着している現代において、本格的な日本庭園を違和感なく組み込むのはなかなか難しいものがあります。
その点、和モダンな庭であれば、洋風の家にも「和」の要素を自然に取り入れることが可能です。庭の一角にでも「和」を感じられる空間があれば、疲れた時に一息つける憩いの場となるでしょう。
■和モダンな庭の作り方のポイント
和モダンな庭づくりに決まったルールはありませんが、調和の取れた素敵な和モダンの庭を作るためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。特に大切なポイントをチェックしておきましょう。
・和の素材を積極的に取り入れる
和モダンな庭づくりの重要なポイントとなるのが、「和」の雰囲気を表現できる素材です。その代表ともいえるのが石で、御影石やグリ石、大谷石といった個性的な石をリズムよく配置すると、それだけで日本庭園のような印象が一気に強くなります。玉砂利やサビ砂利を敷いてみるのもいいでしょう。
また、杉や竹、土壁、漆喰なども、「和」の要素を持つ伝統的な素材です。これらをさりげなく配置すると、ベースが洋風の庭であっても和の雰囲気を演出することができます。ただし、日本特有の自然素材には高級なものも多いため、バランスを考えて無理なく予算組みをしましょう。
・植栽やライトアップを演出に活用する
植栽も、和モダンな庭の演出に欠かせない役者です。春は桜・梅、秋はモミジ、冬は南天など、季節ごとの主役となる植物を取り入れると、日本の四季を感じられる庭になります。空間の立体感を出すため、メインとなる樹木を1つ決めて、その周辺に低木や地植えの植物を配置するのがおすすめです。
さらに照明も活用して庭をライトアップすると、和の雰囲気がより引き立ちます。足元照明などを使い、ぼんやりと庭を照らして落ち着きある空間を演出しましょう。和風のイメージを強調したい場合は、和紙を用いたライトや灯籠も取り入れてみてください。
・デザインは直線的でシンプルに
庭の設計では、「あれもこれも」と希望する要素を詰め込んでしまいがちです。しかし、日本の伝統的な美は、余計なものを含まないシンプルで直線的な色や形状が中心。これはモダンスタイルも同様で、落ち着きあるシンプルなデザインが基本となっています。
そのため、和モダンな庭のデザインでは「引き算」を意識しましょう。目立つエクステリアを何個も置くのではなく、庭のアクセントとなるものに絞ることが大切です。徹底的にシンプルにすれば、和の要素を活かしたいつまでも飽きの来ない庭を作ることができます。
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■和モダンな庭を作る際の業者の選び方
和モダンな庭は、小規模なものであればDIYで作ることも可能です。しかし、一定以上の広さの庭であれば、基本的には専門業者に工事を依頼することになります。
理想的な庭が作れるかどうかは業者の腕前にかかっているため、依頼先はよく考えて選ばなければなりません。そこで、業者選びの際には以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
・安さだけで業者を選ばない
施工業者を選ぶ際、費用の安さを重視する方は多いと思われます。もちろん費用の節約も大切なポイントですが、それだけを基準に業者を選ぶのはおすすめできません。なぜなら、費用が安いのにはそれなりの理由があるはずだからです。
たとえば、コストを抑えるために粗悪な素材を使っている、必要な工程を省略しているなどといった可能性が考えられます。他と比較して極端に安い見積もりを提示してくる業者は、念のため避けた方がいいでしょう。
また、施工後のアフターフォローやメンテナンスも重要なポイントです。庭は常に雨風や直射日光にさらされているため劣化しやすく、維持するためには継続的にメンテナンスを行う必要があります。
しかし、安い業者はフォロー体制が充実していないことが多く、トラブル発生時にもすぐに駆けつけてくれなかったり、何かしてもらうたびに余計な料金が発生したりするケースが珍しくありません。それなら、多少高くてもフォロー体制が充実している業者を選んだ方が、総合的な負担は小さくなります。施工後のことも考慮して業者を選びましょう。
・和モダンな庭や日本庭園の施工実績がある会社を選ぶ
ここまで見てきたように和モダンな庭は自由度が高く、それゆえに注意すべき点もいろいろあります。たとえ有名な企業でも、和モダンな庭の施工経験が乏しければ、適切なデザイン提案や施工を行うのは難しいでしょう。
そのため、事前に施工実績を確認した上で、和モダンな庭(もしくは日本庭園)の施工実績が豊富な業者に依頼するのがおすすめです。規模は小さくても豊富な実績を持ち、和モダンな庭づくりを得意としている業者はたくさんあります。なおかつ、地域に密着して活動している業者なら、何かトラブルが発生してもすぐに対応してもらえるので安心です。
■まとめ
和モダンな庭は、和と洋の要素を自由に組み合わせられるのが大きな魅力です。伝統的な和のデザインと現代的・機能的な洋風のデザインをミックスすることで、幅広い年代から愛される飽きの来ない庭を実現できます。
自由度が高い分、デザインや工事の際は注意すべき点も多いので、実績豊富な専門業者に相談することが大切です。ポイントを押さえて理想を反映させ、素敵な和モダンの庭を作り上げましょう。
■軽井沢での日本庭園づくりをお考えなら、神戸造園にお任せください!
神戸造園では群馬県甘楽郡を拠点に、造園工事、外構工事、土木工事全般を手掛けています。庭のメンテナンスから全体のプロデュースまで、お客様のニーズや地域の風土に合った施工ができる「提案力」と「技術力」が強みです。
もともと、庭石の販売からスタートした会社のため、石材へのこだわりが強く豊富な知識を備えています。幅広い種類の庭の工事に対応でき、特に日本庭園を得意としており、外国人のお客様からもご依頼いただいています。
もちろん、和モダンな庭づくりにも対応可能! 豊富な経験に基づき、お客様の理想の庭をデザインいたします。軽井沢の別荘の庭づくりやお手入れをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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