飛び石を玄関アプローチに使用するメリットとは?使う際の注意点やその対策まで日本庭園のプロがご紹介!  

皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に造園や土木工事を手掛けている有限会社神戸造園です。


弊社では、自然すぎず不自然すぎない絶妙なバランスの癒やしのお庭を造っています。和の庭園を基本にしながら、洋風なお庭も手掛けるなど、お客さまの要望に応えるように努めています。


さて本日は、飛び石を玄関アプローチに使用するメリットを解説しましょう。合わせて、注意点や対策も紹介するので。ぜひ皆さんの玄関アプローチにも飛び石を配置してみてください。




■飛び石とは?敷石と何が違う?



まずは、飛び石とはどのようなものなのかを解説しましょう。

飛び石は砂利や土部分を踏まずに歩けるように配置した石のこと。


少しずつ間を空けて配置し、歩きやすくしています。砂利や土の部分は歩きにくいことがありますが、飛び石があれば、しっかり踏みしめて歩けるようになります。有名な日本庭園を見ると、大きな飛び石が配置されているのがわかるでしょう。


飛び石の歴史は古く、安土桃山時代にはすでに存在していたともいいます。江戸時代にはさらに普及しました。現代では、飛び石のデザインもバラエティに富んでいます。


自然を感じさせる天然石の他、人工的な正方形・長方形の平板、ユニークなデザインのステップストーンなどもあり、見る者の目を楽しませてくれるでしょう。


飛び石という言葉のついでに敷石についても説明しておきましょう。敷石は石畳とも呼ばれ、レンガのようにすきまなく石を敷き詰めたものです。飛び石は飛ぶという言葉からわかるように少し間隔を空けて敷き詰めるもので、ここが敷石との違いです。




■玄関アプローチを飛び石にするメリット



玄関アプローチに飛び石を配置することがありますが、そのメリットがどのようなものか考えてみましょう。



・雨でも足元が汚れにくい

砂利や土が敷き詰められている玄関アプローチの場合、雨の日に歩くと足元が汚れやすいです。濡れやすくもなって、不快でしょう。その点、飛び石が配置されている玄関アプローチなら、雨の日でも足元が汚れにくいのがメリットです。しっかりとした硬さのある石の上を歩けば、泥まみれになることもありません。足元も確実で安定した歩調で歩けます。これは家族にとってもありがたいことですが、お客さまもお家を訪問しやすくなります。天候に関係なく、気軽に近づける家ということですね。



・空間にデザイン性をプラスする

玄関アプローチに飛び石を配置すると、歩きやすくなるだけではありません。空間にデザイン性もプラスされます。単に砂利や土を敷き詰めた玄関アプローチに比べて、飛び石がある方が趣を感じないでしょうか。どことなく風情のある玄関アプローチにも見えてきます。植栽との相性も良く、自然の雰囲気を見事に感じさせてくれる景観も作り出せるでしょう。砂利と石の組み合わせ、石の色使いなどによっては雰囲気の異なったアプローチにもできます。枕木と芝生のセット、タイルやレンガなどの使用をすれば、デザイン性も豊かになります。




■飛び石にする注意点もあるが、対策できる!



玄関アプローチに飛び石を配置するメリットを見てみましたが、実際に行う場合は注意点もあります。そこでどのような注意点なのかを解説するとともに、対策も考えてみましょう。



・素材によっては滑りやすい

飛び石に使う素材によっては、雨の日や濡れたときに滑りやすくなります。光沢のある石材、タイル素材などの場合です。せっかく飛び石で空間のデザイン性が増し、歩きやすくなっても、滑りやすくては危険です。思わぬ事故が起きるかもしれません。そこで飛び石を配置するときは、できるだけ滑りにくい素材を使うか、滑り止めの加工がされたタイプを選んでください。滑りやすさというと、こけが生えるのも避けたいところ。日当たりが悪く、こけが生えた飛び石は滑りやすいです。そのため、水はけを良くしてこけを生えにくくすること、こけが生えた場合はできるだけ早く取り除くなどの対策が必要です。



・ベビーカーや荷物の移動が多いと大変

飛び石があれば歩きやすくはなるのですが、間にすきまが空いていることから、ベビーカーの移動や荷物の持ち運びでは苦労することもあります。このような手段に対しては、平らな玄関アプローチの方が動きやすいでしょう。そのため、飛び石を配置しないという選択肢もあります。どうしても飛び石を配置したければ、色・素材の切り替えで飛び石らしく見せるという方法もあります。もしくは、飛び石の間を洗い出しのコンクリートで埋めるとか。そうすれば、飛び石との段差がなくなり、ベビーカーや荷物の移動もしやすくなるでしょう。



・定期的なメンテナンスが必要

飛び石自体は頑丈な素材であり、メンテナンスしなくても大丈夫な場合も多いのですが、周辺に雑草が生えることがあります。雑草が飛び石の利点を損なうことになりかねません。そこで、あらかじめ防草シートなどで対策しておくといいでしょう。


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■まとめ



今回は、玄関アプローチに飛び石を配置するメリットや注意点、対策などをご紹介しました。


玄関アプローチに飛び石を配置すると、雨でも足元が汚れにくくなって歩きやすい、空間にデザイン性を加えられるなどのメリットがあります。ご自宅であればご家族にとっても、ホテルではお客さまにとって魅力ある玄関アプローチになります。


それだけにぜひとも玄関アプローチに飛び石を配置していただきたいのですが、注意点もよく確認しておきましょう。滑りやすい素材がある、移動がしにくくなる、メンテナンスが必要などの注意が必要です。注意点に対しては効果的な対策もあるので、ぜひ玄関アプローチの飛び石配置を実践していただき、素敵な玄関アプローチにしてください。


飛び石や玄関アプローチの施工ということなら、造園業者さんのプロが得意な分野。飛び石の色、模様、形、向きもさまざまで素人ではうまく配置できないかもしれませんが、プロなら飛び石同士の相性、組み合わせをしっかり考えて施工ができるので、完成度も高くなります。ぜひプロの造園業者に飛び石の設置をお任せください。




■軽井沢で玄関アプローチの工事を検討中の方はぜひ神戸造園にお任せください!



軽井沢で玄関アプローチの工事を検討中の方はぜひ神戸造園にお任せください!


神戸造園は群馬県甘楽郡を拠点に造園工事、外構工事、土木工事全般を行う会社です。自然すぎず不自然すぎもしない絶妙なバランスの癒やし空間を提案いたします。お客さまのニーズに合わせた提案・施工が可能です。提案力と技術力が我が社の強みです。


もともと、庭石の販売から会社がスタートしたため、石材へのこだわりも徹底し、豊富な知識も有しています。お客さまにご満足していただけるように、持てる知識と技術を最大限活用して参ります。


日本庭園からおしゃれな庭まで幅広く対応可能ですが、最も得意なのは日本庭園です。洋風のお庭でも対応できます。


外国人の方からもご依頼いただいていて、高い評価をいただいています。


玄関アプローチやお庭造りのことで相談したいことがあれば、ぜひ神戸造園までお問合せください。どんなご相談ごとにも丁寧に応対いたします。



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