庭の仕上げは砂利と人工芝、どっちがいい?メリット・デメリットや注意点を徹底解説!  

皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事や土木工事を手掛ける有限会社神戸造園です。


庭の地面の仕上げ方法にはいくつかの種類がありますが、ポピュラーなものとしては「砂利敷」と「人工芝」が挙げられます。自宅の新築工事やリフォームを検討しているけれど、これらのどちらにするか迷っている……という方もいらっしゃるでしょう。


砂利と人工芝は、見た目以外にもさまざまな点で違いがあるため、特徴をよく理解した上で選ぶことが大切です。


そこで今回は、砂利と人工芝それぞれのメリット・デメリットや、選ぶ際のポイント・注意点について解説します。




■砂利のメリット・デメリット



砂利は直径数ミリから数センチ程度の小さな石で、日本の庭づくりでは古くから使われてきました。もちろん、洋風の庭でもよく用いられます。そんな砂利のメリット・デメリットを見ていきましょう。



<メリット>

砂利の1番のメリットは、デザイン性がとても優れていることです。一口に砂利といっても、その種類は実に豊富。色だけでも白・黒・グレー、さらには華やかな赤・青・ピンクなど、さまざまな砂利があります。大きさも1cm程度の小粒からこぶし大のものまでありますし、形状も丸かったり角ばっていたりと多種多様です。


加えて、これらを自由自在に組み合わせられるため、アレンジ性も非常に優れています。個性的な庭を求める方にはぴったりといえるでしょう。


また、砂利は防犯対策にもなります。踏むと音が鳴るため、不審者が侵入するとすぐに気づくことができ、砂利敷だとわかった時点で不審者が侵入をあきらめる可能性もあるからです。防犯効果はあるものの、防犯用砂利と比較すると効果は低いため、防犯効果を重視する場合は、より大きな音が鳴るように作られている防犯用の砂利を選ぶといいでしょう。


さらに、砂利は人工芝よりも処理費用を抑えられる傾向があります。もちろん砂利の材質や品質にもよるのですが、幅広い価格帯の商品が存在するため、予算に合わせて選ぶことが可能です。



<デメリット>

砂利のデメリットは、メンテナンスにやや手間がかかることです。砂利は割れたり削れたり、強風で飛ばされたりしてだんだん減っていきますし、雨や土の影響で汚れることもあります。そのため、美しい景観を保つためには、定期的な砂利の追加や交換が必要なのです。


また、砂利は硬いので転倒した際に怪我をしやすく、当然ながら裸足で歩いたり寝転んだりすることもできません。さらに、砂利の上のゴミや落ち葉をほうきで掃こうとすると、一緒に砂利まで掃いてしまうため、掃除がしにくいのが難点です。色の選び方によっては、庭が暗くなってしまう点にも注意する必要があります。




■人工芝のメリット・デメリット



人工芝は、文字通り人工的に作られた芝のことです。合成繊維や合成樹脂(プラスチック)といった素材を使い、天然芝に似せて作られています。もちろん、天然芝とは異なる人工ならではの長所もあります。人工芝のメリットとデメリットを確認しておきましょう。



<メリット>

人工芝の最大のメリットは、メンテナンスがほとんど必要なく、維持管理の負担が非常に小さいことです。天然芝のように枯れてしまうこともなければ、砂利のような継ぎ足しも必要ありません。時々、デッキブラシなどを使って芝生を整える程度です。


また、ゴミの掃除は必要ですが、枯れ葉などの大きなゴミはほうきで掃き出し、小さなゴミ・ホコリは掃除機で吸い取ることができます。汚れが付着しても、水洗い(ひどい場合は必要に応じて中性洗剤を使用)で簡単に落とすことが可能です。ちょっとしたお手入れさえ行えば、1年中きれいな景観を楽しめます。


それに加え、人工芝は柔らかいので、もし転倒しても安全性が高く、子供やペットにも安心な点が魅力です。肌触りがいいので、裸足で歩いたり寝転んだりすることもできます。子供やペットも安心して遊ばせられるでしょう。



<デメリット>

人工芝のデメリットは、品質によって仕上がりの美しさや耐用年数(寿命)に大きな差が出ることです。人工芝は天然芝ほどデリケートではありませんが、経年劣化には抗えません。安いからといって品質の低いものを選ぶと、1年も経たないうちにボロボロになるケースもあるため注意が必要です。


また、人工芝は砂利に比べてメンテナンスコストは砂利より安い一方で、初期費用はやや高めになる傾向があります。品質によって幅がありますが、砂利の費用相場が1,000〜6,000円/㎡程度なのに対し、人工芝は3,000~8,000円/㎡程度です。長持ちさせるために一定以上の品質のものを選べば、どうしてもコストが高くなってしまいます。


さらに、「人工芝は庭に敷くだけ」というイメージから、DIYでの施工に挑戦する方もいますが、実はそう簡単には行きません。実際には、事前に適切な除草や整地を行った上で防草シートを敷くなど、正しい手順で施工しなければならないからです。不備があると見た目が悪くなったり寿命が縮んだりするため、DIYの難易度は高いといえます。


》庭に人工芝は実際どう?メリット・デメリットや設置前に知っておくべきポイントを紹介!




■庭に敷くなら砂利と人工芝、どっちがいい?



ここまで見てきたように、砂利と人工芝はどちらもメリットとデメリットがあり、どちらが適しているのかは人によって異なります。では、何を基準に選べばいいのでしょうか?


まず、「庭を自由にアレンジしたい」という場合は砂利がおすすめです。多種多様な砂利の美しさと、組み合わせの自由度の高さによって、オリジナリティ溢れる自分だけの庭を作ることができます。雰囲気を変えたくなった時に、他の砂利と入れ替えることも可能です。予算に余裕があるなら、高級な天然石を使ってみるのもいいでしょう。


また、「お手入れの負担を軽くしたい」という方には、人工芝が向いています。砂利のように割れたり数が減ったりすることがなく、掃除もほうきや掃除機で簡単に行えるため、メンテナンスの手間がほとんどかかりません。経年劣化こそ避けられないものの、交換の時期まではきれいな庭を手軽に維持できます。


もちろん、「子供やペットを庭で遊ばせるか?」「周囲の景観や家のデザインとのバランスはどうか?」といった観点も大切です。庭に求める要素に優先順位をつけて判断するといいでしょう。


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■砂利・人工芝の施工時の注意点



砂利や人工芝を施工する時は、いくつか注意しなければならない点もあります。特に以下の2点は「やってしまいがち」なので、ぜひ意識しておきましょう。



・砂利の上に人工芝はNG

現在すでに庭が砂利敷になっている場合、その上に人工芝を施工しようと考える方もいるでしょう。しかし、これは原則として推奨されません。


なぜなら、デコボコした砂利の上に人工芝を敷くと、表面に歪みやヨレが現れてしまうことが多いからです。また、人工芝の上に乗って体重をかけると、中の砂利が動いたり沈んだりし、人工芝自体も不安定になります。


さらに、人工芝が地面に密着していないので、隙間から風が吹き込んでめくれ上がったり、雨の日に滑ったりするリスクが否定できません。絶対に不可能というわけではないのですが、砂利があるならまず撤去してから人工芝を敷くのが基本です。



・DIYは難易度が高い

人工芝をDIYで施工する難易度が高いことは、先にご紹介しました。それなら砂利敷に……と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実は砂利を敷くのも決して簡単ではありません。というのも、単に砂利を敷くだけなら誰でもできるのですが、美しく長持ちする砂利敷の庭を作ろうとすると、やはり手間がかかるからです。


本格的に砂利を敷く時はまず草刈りを行い、地面を均し、転圧して固め、防草シートを敷くという作業が必要になります。こういった下準備を行わずに砂利を敷いても、雑草の発生などのトラブルが生じますし、何よりきれいに仕上がりません。


もし無理にDIYをして後から問題が起きると、工事をやり直すことになり、結果として費用が余計にかかることがあります。そのため、庭の仕上げ工事を行う時は、砂利でも人工芝でも専門業者に依頼するのがおすすめです。




■まとめ



砂利と人工芝は、どちらも魅力的な庭の仕上げ方法です。デザイン性やお手入れの手間など、それぞれの特徴を知っておけば、自分に合った方を選ぶことができます。また、DIYできれいに仕上げるのは難しいため、施工は専門業者に依頼するのがおすすめです。理想の庭を作るためにも、まずは経験豊富な造園・外構工事業者に相談してみましょう。




■軽井沢周辺で外構工事・造園工事を検討中の方は、ぜひ神戸造園にお任せください!



神戸造園では群馬県甘楽郡を拠点に、造園工事、外構工事、土木工事全般を手掛けています。庭のメンテナンスから全体のプロデュースまで、お客様のニーズや地域の風土に合った施工ができる「提案力」と「技術力」が強みです。


もともと、庭石の販売からスタートした会社のため、石材へのこだわりが強く豊富な知識を備えています。幅広い種類の庭の工事に対応でき、特に日本庭園を得意としており、外国人のお客様からもご依頼いただいています。


もちろん、庭を砂利敷や人工芝にする工事にも対応可能! 豊富な経験に基づき、お客様の理想の空間をデザインいたします。軽井沢の別荘の庭づくりやお手入れをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。




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