皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事や土木工事を手掛ける有限会社神戸造園です。
近年増えている雹について、被害を受けた地域のニュースを目にすると「大切な愛車が傷ついたらどうしよう」「どうやって被害を防げばよいのだろう」と、不安や疑問を抱える方も多いでしょう。
今回は雹対策としておすすめのカーポートについて解説します。大切な愛車を守るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
■雹(ひょう)が降りやすい季節と地域は?
雹が降りやすいのは5〜7月頃や10月頃と、春や秋に多いといわれています。特に雹が降りやすいのは、北関東などの内陸部や北海道、東北、日本海側などの地域です。北日本や東日本で発生しやすく、西日本ではあまり発生しません。
雹は直径5mm以上の氷の粒のことを指し、直径5mm未満の場合は「あられ」といいます。雹は直径5mmから1cm程度のものが多いものの、なかには5cm以上の大粒のものが降ってくることもあります。
粒が大きいほど落下スピードも早くなり、直径5mmで時速36km、直径5cmになると時速115kmとかなり速いスピードで落下してくるため、大変危険です。
■雹による被害
ここでは雹による被害のなかでも特に車に関する被害でよくあるものをご紹介します。
・ボンネットがへこんだ
車のボンネットに使用されている鋼板の厚さは一般的に0.4〜0.7mm程度と薄いため、硬い雹が勢いよく降ってくることでへこんでしまうことがあります。たくさんの雹が一気に降ってくると、ボンネット全体がボコボコにへこんでしまうケースもあります。
・フロントガラスが割れた
雹の大きさによっては、フロントガラスにひびが入ったり、割れてしまったりする被害も発生しています。特に大きい雹は落下スピードも速く、車により大きな衝撃を与えるため危険です。
・カーポートの屋根が破損した
車だけでなく、車を守るためのカーポートの屋根が破損するケースもあります。具体的には雹の衝撃でカーポートの屋根にひびが入ってしまったり、凹んでしまったりする被害が発生しています。大粒の雹の場合はカーポートの屋根を貫通して穴が空いてしまい、車にまで被害が及ぶこともあり、大変危険です。
■雹被害から車を守るための対策とは
ここでは大切な車を雹の被害から守るための対策をご紹介します。まず、車を雹から守るためには、カーポートなど屋根の下に停めておくことが大切です。しかし、雹の大きさや降ってくる勢いによっては、カーポートの屋根を貫通してしまうこともあります。
そこで、ここではよりしっかりと車を守るための方法について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
・スチール折板カーポート(ガルバリウム鋼板)
カーポートにはポリカーボネート板やFRP板など、さまざまな屋根材が使われていますが、中でも特に強度のあるガルバリウム鋼板を使用したスチール折板カーポートは、雹対策としておすすめです。
ガルバリウム鋼板とは、鉄の表面にガルバリウムという合金をメッキ加工したもので、サビにくく、鉄よりも軽量で耐久性が高いという特徴があります。また、折板カーポートの「折板」とは、山折りと谷折りを連続させたように、波型に折られた形のことです。波打つような形状にデザインされており、この形状が衝撃を分散する効果を持ちます。これにより、雹が屋根を貫通するリスクが減り、車体への直接的な損傷を防ぐことができます。
一般的に、カーポートの屋根材として使われるポリカーボネートに比べ、ガルバリウム鋼板は数段上の耐久性を誇ります。雹はもちろん、積雪や台風の強風などにも強い素材として、積雪や台風が多い地域でもよく使われています。
また、日光を通さないため、夏場は特に車内が熱くなるのを防ぎやすいというメリットもあります。屋根の下が暗くなってしまうというデメリットはあるものの、強度が非常に高いため、大粒の雹が降っても貫通するリスクを大幅に軽減できるといえるでしょう。
・ポリカーボネート製カーポート
ガルバリウム鋼板に比べると耐久性では劣りますが、ポリカーボネート製カーポートも雹から車を守るための選択肢として広く利用されています。
特に、ポリカーボネートは軽量でありながら衝撃に強いという特性を持ち、一般的なプラスチック素材に比べてはるかに優れた耐久性を発揮します。そのため、通常の降雨や風、ある程度の大きさの雹に対しては、十分な保護効果を発揮します。
その他にも、ポリカーボネートは透明性が高く、光を通しながらも紫外線をカットする機能を持ち、車のボディや内装が太陽光によって劣化するのを防ぐ効果もあります。また、透明感のある屋根は、家やガレージの景観に自然に馴染みやすく、建物全体の外観を損なわないという点でも評価されています。
以前は非常に大きな雹や強風に対してはやや弱点がありましたが、最近では、これを防ぐために、耐久性を向上させた厚手のポリカーボネートを使用したモデルも存在しているので、大粒の雹が当たっても割れることはほぼありません。
古いタイプのカーポートには屋根材にアクリルや塩ビプラスチックが使用されていることがあり、これらの屋根材は雹が貫通してしまう恐れがあるため注意が必要です。車を雹から守るためには、ポリカーボネートかもしくは心配な方は、より強度の高いスチール折板のような屋根材を選ぶようにしましょう。
■雹害には保険は使える?
雹によってカーポートの屋根に穴が空いてしまったなど、雹被害での破損の場合は火災保険の補償が受けられるケースがあります。自宅などの建物に火災保険をかけている場合、門や塀、車庫や物置、附属建物なども対象となるため、カーポートも補償対象となります。
ただし、保険内容に「雹災」が入っていない場合は、補償対象とならないので注意しましょう。また、経年劣化による破損の場合も補償対象とならないので注意が必要です。
さらに、被害額が補償の免責金額より安い場合も補償が受けられません。たとえば免責金額を20万円に設定されていた場合、被害額が20万円以下であった際は保険金が下りないということになります。
火災保険の請求期限は3年と定められている場合が多いため、雹の被害を受けたらすぐに保険会社へ連絡しましょう。
■まとめ
大切な車を雹の被害から守るためには、強度の高いカーポートやガレージを設置するのがおすすめです。
駐車スペースに屋根がないと雹が車に直接当たってしまうため、車体がへこんだりフロントガラスが割れたりと、大きな被害を受ける可能性が高くなってしまいます。また、古いタイプのカーポートは屋根材の強度が低く、雹が貫通して穴が空いてしまい車を十分に守れない恐れがあります。
自宅の敷地に合ったカーポートやガレージを設置するなら、まずは外構工事のプロに相談することが大切です。大切な車を雹の被害から守るためにも、ぜひカーポートやガレージの設置を検討してみてください。
■軽井沢周辺で外構工事・造園工事を検討中の方はぜひ神戸造園にお任せください!
神戸造園は、群馬県甘楽郡を拠点に、造園工事・外構工事・土木工事全般をおこなう会社です。確かな提案力と技術力でお客様のニーズに合った施工ができるのが弊社の強みですので、お庭のメンテナンスからお庭全体のプロデュースまで、ぜひ安心してお任せください。
もともと庭石の販売から会社がスタートしたため、石材へのこだわりや豊富な知識を生かして、日本庭園からおしゃれな庭まで幅広く対応が可能です。特に日本庭園を得意としており、外国人の方からもご依頼をいただいております。
外構工事や造園工事をお考えの方や、お庭についてお困りごとやお悩みごとがある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
▼関連記事▼
》庭を駐車場にしたい! タイプ別の費用や知っておくべき注意点を紹介!
》広い庭を持て余している方必見!上手く活用するための方法やポイントを紹介
》オープン外構をやめたい時はどうすればいい?外構を作り替える場合のメリット・デメリットを紹介!
》庭に人工芝は実際どう?メリット・デメリットや設置前に知っておくべきポイントを紹介!
》家の庭の草ボーボーをなんとかしたい!雑草対策に日本庭園がおすすめな理由とは?
》モダンな日本庭園を自宅で楽しみたい!和モダンな庭のメリットや庭づくりのポイントを解説!
》軽井沢の別荘の庭を長くきれいに保つ! 庭づくりやお手入れのポイントを紹介