皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事・土木工事・外構工事を手掛ける有限会社神戸造園です。
庭をコンクリートにしようと検討している方のなかには、「完成後に後悔したくない」「失敗しないためのコツはあるのか」など、不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。
この記事では、庭をコンクリートにした際によくある後悔した理由や、庭をコンクリートにするメリット、コンクリート以外の選択肢、後悔しないためのポイントについて解説します。「失敗した」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
■ 庭をコンクリートにしてよくある後悔した理由
まずは庭をコンクリートにした際によくある後悔した理由について、5つの例を紹介します。
・ 施工費用が高い
コンクリートは舗装する面積が広いほど多くの材料が必要になるため、思ったよりも施工費用が高くなってしまったというケースがよくあります。コンクリートは砂利や芝生などに比べて施工費用が高く、広範囲を施工すると予想以上に費用がかかることがあるため注意が必要です。
・ 照り返しが強く、庭全体が暑くなった
コンクリートは日差しを反射しやすいため、とくに日差しの強い夏は照り返しが強く、庭全体が暑くなってしまうケースがあります。また、コンクリートは熱を吸収しやすいため、日が落ちたあとも暑さが継続してしまう場合もあります。
・ 見た目が殺風景になった
庭の広範囲をコンクリートにしたことで、庭全体が殺風景な灰色の見た目になってしまったと後悔するケースがあります。コンクリートは無機質で温かみがないため、コンクリートだけの風景は冷たい印象になりがちです。
・ 業者選びを失敗して、仕上がりが満足できなかった
コンクリートは施工業者のスキルによって仕上がりに差が出るため、業者選びに失敗してしまうと、色ムラやひび割れが生じる恐れがあります。コンクリートの施工経験が豊富で信頼できる業者を選ぶことが重要です。
・ ひび割れのリスク
コンクリートは温度や湿度の変化による膨張・収縮を繰り返すことで、ひび割れが生じるケースがあります。ひび割れが生じると見た目の印象が悪いだけでなく、雨水が浸透して内部まで劣化が進む恐れがあります。
■庭をコンクリートにするメリット
庭をコンクリートにする主なメリットは、「見た目がスタイリッシュになる」「手入れが楽になる」「防草効果がある」「耐久性が高い」の4つです。それぞれについて解説します。
・見た目がスタイリッシュに
コンクリートはモダンテイストやスタイリッシュな見た目が好きな人にはとくに向いている素材です。レンガやタイルを埋め込むなどデザインの自由度も高いため、取り入れ方によってはおしゃれな雰囲気を演出できます。
・手入れが楽になる
コンクリートは汚れに強く、土や泥などで汚れた場合も水で流したりブラシでこすったりするだけできれいになります。苔などの頑固な汚れがついてしまった場合も、高圧洗浄機を使用すれば簡単に落ちる場合が多いです。
・防草効果
コンクリートで舗装した部分には植物が生えないため、雑草に悩まされることもありません。草むしりの必要がなくなり、手入れが格段に楽になります。
・耐久性が高い
コンクリートは耐久性が高く、適切に施工されれば数十年はもつといわれています。特別なメンテナンスも不要で、簡単な掃除をするだけできれいな状態を保てます。また、車両の重さにも耐えられるため、駐車場としても利用可能です。
■コンクリート以外に選択肢はある?
庭の地面の仕上げ方法には、コンクリート以外にもさまざまな種類があります。ここでは代表的な4つの選択肢について、それぞれの特徴を解説します。
・アスファルト
アスファルトは道路舗装にも使われる素材で、水はけがよく、柔軟性が高くて割れにくいという特徴があります。施工期間が短く、費用も抑えやすいのもメリットのひとつです。ただし、コンクリートと比べると耐久性は劣り、定期的なメンテナンスも必要です。また、夏場はとくに高温になりやすいため注意が必要です。
・砂利
砂利は防犯対策や雑草対策、水はけの改善などのメリットがあり、費用も安価なので取り入れやすい素材です。色や形も豊富なので、庭のテイストに合わせて選択可能です。ただし、歩きにくく、掃除もしにくいというデメリットがあります。また、砂利の下に防草シートを敷く場合、シートの耐用年数に応じて敷き直しが必要になることがあります。
・天然芝
天然芝は自然のぬくもりを感じられ、季節によって違った質感を楽しめます。人工芝に比べると初期費用が安く、火や熱に強いことからバーベキューなどを楽しむことも可能です。ただし、定期的な芝刈りが必要で、きれいな状態を保つためにはこまめなメンテナンスが必要です。
・人工芝
人工芝は天然芝に比べて手入れが簡単で耐久性も高く、季節を問わず緑を楽しめます。天然芝よりも初期費用はかかるものの、メンテナンスもほぼ不要なため維持費も安く済みます。ただし、夏場は熱くなりやすいため注意が必要なほか、耐熱性が低いためバーベキューには不向きです。
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■庭をコンクリート舗装する際に後悔しないためのポイント
庭をコンクリート舗装する際は、後悔しないためにも「緑を取り入れる」「全てコンクリートにせず、他の舗装方法と併用する」「コンクリート目地を入れる」の3つのポイントを意識するのがおすすめです。それぞれのポイントについて解説します。
・緑を取り入れる
地面をすべてコンクリートで舗装すると殺風景な印象になるため、一部に植栽スペースを設けるのがおすすめです。コンクリートのなかに一部分でも植物の緑があると、印象が大きく変わります。植栽スペースが広いと手入れが大変になるため、手入れが苦手な場合や手入れに時間をかけられない場合は無理のない範囲で取り入れるとよいでしょう。
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・すべてコンクリートにせず、他の舗装方法と併用する
コンクリートはレンガやタイルなどと組み合わせるとデザインの幅が広がり、よりおしゃれな雰囲気を演出できます。また、「車を停める部分はコンクリート」「人が歩く部分はタイル」「ペットが遊ぶ部分は天然芝」など、場所によって複数の舗装方法を組み合わせるのもおすすめです。
・コンクリート目地を入れる
コンクリート目地とは、コンクリートが割れないようにするために入れるスリットのことです。コンクリートは温度や湿度の変化によって膨張や収縮を繰り返すとひび割れが生じやすくなるため、目地を入れることでひび割れの防止につながります。
■まとめ
コンクリートは耐久性に優れており、防草効果もあることから、庭のメンテナンスに時間をかけられない人にも向いている素材です。費用が高くなりやすい点や殺風景になりやすい点などについては、部分的に他の舗装方法を取り入れたり植栽コーナーを設けたりすることで解決できます。
完成後の生活を具体的にイメージし、後悔のない庭づくりを進めていきましょう。
■軽井沢周辺で造園・外構工事ならぜひ神戸造園にお任せください!
神戸造園は、群馬県甘楽郡を拠点に造園工事や外構工事、土木工事全般を手掛けています。
「提案力」と「技術力」が強みで、庭のメンテナンスから全体のプロデュースまで、ニーズに合った施工が可能です。
もともと庭石の販売からスタートした会社であるため、石材へのこだわりも強く、豊富な知識と経験から、日本庭園からおしゃれな庭まで幅広く対応可能です。とくに日本庭園の施工が得意で、外国のお客様からのご依頼も多数いただいています。
お庭づくりについてお悩みやお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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