防犯砂利は意味ないって本当?実際のメリットや後悔しないための選び方を解説!  

皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事や土木工事を手掛ける有限会社神戸造園です。


自宅の防犯対策を検討している方のなかには、「防犯砂利を使ってみたいけど、本当に効果があるのか」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


この記事では、防犯砂利の特徴や効果が発揮されにくいケース、メリット・デメリット、種類別の特徴や選び方について、わかりやすく解説していきます。




■そもそも防犯砂利と普通の砂利の違いは?



庭の装飾や歩行面の整備などに使用されている、いわゆる普通の砂利は、見た目の美しさや歩行の快適性が重視されているのが特徴です。それに対して防犯砂利は、踏むと大きな音が出るように加工されており、侵入者への威嚇や侵入を阻止する効果を期待して作られている点が大きな違いです。


防犯砂利は、リサイクルガラスやセラミックなどを原料とした軽石のようなつくりで、踏むと76.5デシベル以上の音を出すように設計されています。掃除機をかける音や電話の呼び出し音、セミの鳴き声などと同じレベルの音の大きさで、侵入者が大きな音を立てる環境を嫌う心理を利用して防犯効果を高めています。




■防犯砂利が意味ないと言われる理由とは?



せっかく防犯砂利を使用しても、防犯対策として意味がないと言われるケースもあります。ここでは2つのケースについて解説します。


・音が思ったより効果を発揮しないケース

防犯砂利はガラス製やセラミック製をはじめ、天然石や溶岩、瓦など、さまざまな種類があります。素材の種類によって音に違いがあるため、場合によっては音が思ったより効果を発揮しないケースもあります。また、砂利を敷く際に厚みが不十分だと、音が十分に出ないケースもあります。


・雨や経年劣化で音が小さくなる

防犯砂利は素材の種類によって耐久性に差はありますが、基本的に軽い素材が多いため、雨で流されたり風で飛ばされたりしてだんだんと音が小さくなってしまう場合があります。また、人が頻繁に歩く場所などは踏まれることで粉々になってしまい、音が出にくくなってしまいます。




■防犯砂利のメリットとデメリット



防犯砂利を使用する際には、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。ここでは防犯砂利のメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。



<メリット>

防犯砂利を使用する主なメリットは、「防犯効果がある」「施工が簡単」「カラーやデザインが豊富」「雑草が生えにくくなり、手入れが楽になる」の4つです。それぞれについて解説します。


・防犯効果がある

防犯砂利は踏むと大きな音が出るため、侵入者を威嚇したり侵入を阻止したりする効果が期待できます。とくに人目につきにくい場所については、踏むと音がすることで不審者の侵入に周囲の人が気づきやすいというメリットもあります。


・施工が簡単

防犯砂利は一般的な砂利と比べて軽量な素材を使用しているため、施工が簡単なのもメリットです。施工したい場所に防草シートを敷いて、その上に防犯砂利を敷くだけで済むため、狭い範囲であれば自分自身で施工することも可能です。


・カラーやデザインが豊富

防犯砂利はさまざまな素材の種類があるだけでなく、カラーやデザインも豊富にあるため、庭の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。粒の大きさや色によって庭の印象が大きく変わるため、好みのタイプの砂利を選べば庭のデザイン性を向上させることにつながります。


・雑草が生えにくくなり、手入れが楽になる

一般的な砂利と同様に、防犯砂利を敷いた場所は雑草が生えにくくなるため、庭の手入れが楽になります。防犯砂利だけでもある程度の効果はありますが、より雑草対策の効果を高めるためには防草シートを敷いてから防犯砂利を敷くのがおすすめです。


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<デメリット>

防犯砂利にはさまざまなメリットがある反面、「転ぶとけがをする可能性がある」「近所迷惑になる場合がある」「粉塵化しやすい」「掃除が大変」などのデメリットもあります。それぞれについて解説します。


・転ぶとけがをする可能性がある

防犯砂利は固い素材なので、防犯砂利を敷いた部分で転ぶとけがをするリスクが高まります。とくに砕けた砂利は角が鋭利になっていることがあるため注意が必要です。


・近所迷惑になる場合がある

防犯砂利を敷いた部分を歩くと大きな音が出るため、とくに住宅が密集した場所などは近隣住民が迷惑に感じるケースもあります。人が頻繁に歩行する場所では防犯砂利の使用は控えて、別の防犯対策を講じるとよいでしょう。


・粉塵化しやすい

防犯砂利は軽量な素材でできているため、人が歩行するとだんだんと砕けていき、粉々になってしまうケースがあります。防犯砂利が粉塵化すると、風で飛ばされて洗濯物や外壁を汚してしまう恐れもあるため注意が必要です。


・掃除が大変

防犯砂利が敷いてある場所は、砂利の隙間に落ち葉やゴミなどが入り込み、掃除が大変になってしまうケースがあります。掃き掃除をする際に落ち葉やゴミと一緒に砂利も掃いてしまうと徐々に砂利が減ってしまうため、定期的な補充が必要になる場合もあります。




■防犯砂利の種類と特徴



防犯砂利にはさまざまな種類があります。ここでは代表的な「ガラス製」「セラミック製」「天然石や溶岩製」「瓦製」の4つの種類について、それぞれの特徴を解説します。


・ガラス製

ガラス製の防犯砂利は、比較的安価で軽量でありながら大きな音を出せるのが大きな特徴です。ただし、もろく割れやすいというデメリットもあります。


・セラミック製

セラミック製の防犯砂利は、耐久性に優れており、大きな音を出せるのが大きな特徴です。ただし、価格が高いため、広範囲に使用する場合はとくに費用面の負担が大きくなってしまうというデメリットがあります。


・天然石や溶岩製

天然石や溶岩製の防犯砂利は、エレガントで高級感のあるデザインのものが多く、さらに保水性が高く重量もあるのが特徴ですただし、音が鳴りにくいというデメリットもあります。


・瓦製

瓦製の防犯砂利は、比較的安価で水に強く、透水性と保水性に優れているのが大きな特徴です。ただし、音が小さめというデメリットもあります。




■後悔しないための選び方



防犯砂利を選ぶ際には、施工する場所や目的に応じて適切なタイプの砂利を選ぶことが大切です。ここでは「素材」「音量」「砂利の重さ」「デザインやカラー」の4つの観点別におすすめのタイプを解説します。


・素材で選ぶ

それぞれの素材の特徴を理解したうえで、施工する場所や目的に応じたものを選ぶようにしましょう。手軽に取り入れたい場合は安価で軽量なガラス製、高価でも耐久性を重視するならセラミック製など、素材の特徴に応じて考えるとよいでしょう。


・音量で選ぶ

音量を重視するのであれば、ガラス製やセラミック製の防犯砂利は大きな音が出やすいためおすすめです。反対に、あまり大きな音が出ると近隣住民への迷惑になる場合は、天然石や溶岩製、瓦製などを検討してもよいでしょう。


・砂利の重さで選ぶ

ガラス製など軽い素材でできた防犯砂利は施工しやすく気軽に取り入れやすい反面、砕けやすかったり風で飛ばされやすかったりするというデメリットもあります。重さを重視するのであれば、天然石や溶岩製は重量があるためおすすめです。


・デザインやカラーで選ぶ

施工後に後悔しないためにも、機能性だけでなくデザインやカラーで選ぶのも選択肢のひとつです。防犯砂利の粒の大きさや色味によって与える印象が大きく変わるため、家屋との色バランスや全体の仕上がりをイメージして選ぶとよいでしょう。




■まとめ



防犯砂利は防犯効果や防草効果などのメリットがある反面、施工場所や目的に応じたタイプを選ばないと後悔してしまうケースもあります。価格や重さ、音の大きさなどを踏まえて適切な種類を選び、安心して過ごせる庭づくりを目指しましょう。




■軽井沢周辺で造園・外構工事ならぜひ神戸造園にお任せください!



神戸造園は、群馬県甘楽郡を拠点に造園工事や外構工事、土木工事全般を手掛けています。

「提案力」と「技術力」が強みで、庭のメンテナンスから全体のプロデュースまで、ニーズに合った施工が可能です。


もともと庭石の販売からスタートした会社であるため、石材へのこだわりも強く、豊富な知識と経験から、日本庭園からおしゃれな庭まで幅広く対応可能です。とくに日本庭園の施工が得意で、外国人の方からもご依頼いただいています。


お庭の防犯対策をはじめ、庭づくりについてお悩みやお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。



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