皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺で造園工事・外構工事を手掛ける有限会社神戸造園です。
「雨が降るといつも同じ場所に水たまりができる」
「庭全体がぬかるんで歩きにくい」
そんなご相談をいただくことが少なくありません。見た目だけの問題と思われがちですが、実は植物の生育や日々の暮らし、さらには建物の安全性にまで影響する場合があります。
この記事では、水はけの悪い庭で起こる問題を整理し、原因の見極め方とプロが行う改善方法を解説。軽井沢地域の土地特性にも触れながら、後悔しない庭づくりのポイントをお伝えします。
■その水たまり、放置は危険!庭の水はけが悪いと起こる問題

庭の水はけが悪い状態が続くと、生活面から建物の耐久性まで多方面に影響します。まずは、そのリスクを正しく理解しておきましょう。
大切な植物が育たない
植物は根から酸素を取り込みながら成長しますが、土が常に湿っていると空気の通り道がなくなり、根が呼吸できません。
特に多年草や低木は根が深いため影響が大きく、慢性的な過湿の環境では根腐れを起こしやすくなります。植栽が思うように育たない場合、土壌環境そのものに問題があることも少なくありません。
不快な害虫・カビ・苔の温床に
湿度が高い場所は、蚊やナメクジなどの不快な害虫が集まりやすくなります。さらに、湿った表面には苔やカビが生えやすく、放置すると地面が滑りやすくなることも。景観の乱れだけでなく、衛生面の不安にもつながります。
家の中や車まで汚れてしまう
水たまりができる庭では、靴の裏に泥が付き、玄関や通路が汚れやすくなります。
外壁に泥が跳ねる“泥はね”もよくあるトラブルで、繰り返すと汚れが落ちにくくなり、外壁再塗装のタイミングを早めてしまうこともあります。
家の基礎まで劣化させる恐れも
建物の基礎部分が長期間湿った状態にあると、コンクリートの微細なひび割れが広がり、劣化を早める可能性があります。また湿度の高い環境はシロアリが好むため、被害リスクも高まります。このように庭の水はけが、建物の安全性にまで影響することがある点は注意したいところです。
■あなたの庭の水はけが悪い主な原因

水はけの悪さには、土の種類・地形・施工環境など、さまざまな要因が関係します。ご自宅の庭がどれに当てはまるかをチェックしてみてください。
粘土質で雨水が浸透しにくい
粘土質の土は粒子が非常に細かく、湿るとベタつき、乾くと固まりやすい性質があります。そのため水が地中へ浸透しにくく、雨が続くと表面に水が溜まりやすくなります。植物の根が伸びにくい環境にもつながるため、水はけの悪さの代表的な原因のひとつです。
勾配がとれていない
庭やアプローチがほぼ水平のままだと、水が排水設備まで流れず留まってしまいます。
特にリフォームやDIYで少しずつ地面をいじった場合、気付かないうちに勾配にズレが生じて、水が集まりやすいポイントができてしまう例もあります。
地面が凸凹している
人が歩いたり車が出入りしたりする場所では、少しずつ地盤が沈み込み、目にはわかりにくい凹みができます。そこに雨が降ると小さな窪地となり、水が溜まりやすくなります。
軽井沢特有の土地と気候が水はけに影響しやすい
軽井沢は火山灰由来の土が多く、標高の高さから気温差も大きい地域です。そのため、土の締まり方や水の流れが他の地域とは少し異なり、庭に水が溜まりやすい条件が重なりやすくなります。
ここでは、軽井沢ならではの水はけの悩みに関わるポイントを整理します。
・火山灰土壌(黒ボク土)の特性
軽井沢一帯に多い黒ボク土は、ふかふかして見える一方で、乾くと急に硬く締まりやすい特徴があります。そのため雨を弾くようになり、水が地面に浸透しにくくなることがあります。
・傾斜地や造成地の地盤変動
別荘地に多い傾斜地や造成地では、土の締まり方にばらつきがあり、水が流れやすい場所と溜まりやすい場所ができやすくなります。地形の影響で、水の行き場が不均一になりやすいのも特徴です。
・冬の凍結・霜柱による地盤の締まり
寒冷地の軽井沢では、冬に地面が凍る「凍結」と、溶ける「融解」を何度もくり返します。この働きで土が締まり、排水しにくい状態になることがあります。霜柱で地面が持ち上がり、春になると地面が部分的に沈み、雨水がたまりやすいくぼみができてしまうことがあります。
■水はけが悪い庭を改善する対策とは?
水はけの悪さは、庭の状態や原因によって必要な工事が変わります。軽井沢は標高が高く寒暖差も大きいため、火山灰土壌や凍結の影響で一般地域より水が滞留しやすいケースが少なくありません。表面だけを整えても改善しないことがあるため、「どこで水が止まっているのか」「地中の状態はどうか」を見極めることが大切です。
ここでは、庭の状況に応じて選ばれる代表的な改善方法を紹介します。
砂利を敷いてぬかるみを防ぐ
もっとも手軽な対策で、雨の日の歩きやすさや泥はねの軽減に役立ちます。
ただし、砂利はあくまで表面を覆うだけの「対症療法」なので、根本的な水はけ改善にはつながりにくく、他の工事と組み合わせることが一般的です。
》庭の仕上げは砂利と人工芝、どっちがいい?メリット・デメリットや注意点を徹底解説!
水はけの良い土に入れ替える
地面を一定の深さまで掘り、砂利や腐葉土を混ぜて土を改良したり、水はけの良い土に入れ替えたりする方法です。
植物を植える予定がある場合は特に効果が高く、根が伸びやすい環境が整うため、植栽計画も安定しやすくなります。
地面に勾配をつける
庭づくりでは基本となる工程ですが、同時に水はけの改善に大きく影響します。
排水方向に向けて地面をわずかに傾けることで、雨水が自然に流れ、表面に水が残りにくくなります。特に駐車場やアプローチなど、舗装部分をつくる際には欠かせないポイントです。
》庭をコンクリートにして後悔?よくある後悔した理由と失敗しないためのポイントを紹介!
雨水桝のフタ交換・浸透桝の設置
排水設備があっても、フタが密閉されたままだと水が入りにくい場合があります。
格子状のフタに交換するだけで取り込める水量が増えることがあり、既存設備を活かした改善が可能です。
また、雨水を地中にゆっくり浸透させる「浸透桝」を追加すれば、雨量が多い地域でも水が溜まりにくい環境をつくれます。
暗渠排水を施工する
根本的な改善を目指す場合に選ばれるのが「暗渠排水(あんきょはいすい)」です。
これは、地中に穴の空いたパイプを埋め込み、土の中にたまった水を確実に排水へ導く工法です。粘土質の土が多い庭や、広い敷地、長年水たまりに悩んでいるケースで大きな効果を発揮します。表面だけでなく地中の水も動かせるため、「確実に改善したい」という場面でよく選ばれる方法です。
■まとめ

水はけの悪さは、見た目のストレスだけでなく、植物の生育不良や害虫の発生、外壁の汚れ、建物の安全性への影響など、暮らし全体に関わる問題です。
原因は土質・地形・施工状況などさまざまで、表面だけを整えても改善しないことがあります。
また、水はけの改善は専門的な知識が必要になるケースが多く、自己判断で土をいじった結果、さらに水が溜まりやすくなるというご相談も少なくありません。まずは現状を正しく把握することが、改善への第一歩です。
さらに軽井沢の場合は、火山灰土壌や寒冷地特有の凍結など、地域の環境が大きく影響します。軽井沢の施工経験が豊富なプロに相談することで、その土地に合った確実な改善策を選ぶことができます。
水はけが悪い原因は庭ごとに異なり、必要な対策も一つではありません。まずは、あなたのお庭の状況を、プロの目線で診断させてください。最適な方法をご提案し、快適で使いやすい庭づくりをお手伝いします。
■軽井沢の庭の水はけ改善をはじめとする造園工事・外構工事なら神戸造園へ

神戸造園は、群馬県甘楽郡を拠点に造園工事・外構工事・土木工事全般を行う会社です。
創業当初は庭石販売からスタートしており、石の選定・据え付けに関する知識と経験が豊富です。日本庭園の設計を得意としており、石組・植栽・水の流れを読み取る技術には定評があります。
また、モダンな外構デザインや洋風ガーデンなど、幅広いテイストに合わせた施工もお任せください。庭のメンテナンスから全体のプロデュースまで対応でき、植栽・動線・素材選びを含めた「庭全体の設計力」に強みがあります。
軽井沢エリアでの施工実績も豊富で、火山灰土壌や寒冷地特有の凍結など、地域の環境を踏まえた庭づくりに精通しています。
別荘地ならではの敷地条件や地形に合わせて、最適な排水計画や素材選びをご提案できます。
海外のお客様からのご依頼も多く、軽井沢の土地特性に寄り添った施工で高い評価をいただいています。
水はけ改善の工事は、土の状態や排水経路によって必要な対策が大きく異なるため、まずは現地の確認が欠かせません。
軽井沢周辺で庭のお悩みがある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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