皆さん、こんにちは。群馬県甘楽郡を拠点に、軽井沢周辺地域で造園工事や土木工事を手掛ける有限会社神戸造園です。
プライバシーの確保を目的に目隠しフェンスの設置を検討している方のなかには、「防犯性は問題ないのか」「防犯に逆効果と聞いたことがあって不安」など、疑問や悩みを抱えている方もいるでしょう。
この記事では、目隠しフェンスが防犯に逆効果になる理由や庭に目隠しフェンスを設置するメリット、目隠しフェンスを選ぶ際のポイント、設置時の注意点などを解説します。
■目隠しフェンスが防犯に逆効果になる理由
プライバシーを守るのはもちろん、防犯対策としての効果も期待される目隠しフェンスは、場合によっては逆効果になってしまうケースもあります。ここでは主な2つのケースについて解説します。
・隠れる場所を作ってしまうリスク
プライバシーを守るために目隠しフェンスを設置したものの、外からの視線が完全に遮られてしまったことで死角が生まれ、逆に防犯性が下がるケースがあります。外から家の敷地内の様子を見えにくくするために高さのあるフェンスや隙間の少ないフェンスを設置すると、不審者が侵入した際に隠れる場所を作ってしまうことにつながります。
・通行人や近隣の人が気付きにくい環境になる
目隠しフェンスはプライバシーが守られる反面、とくにフェンスが高すぎる場合は死角が多くなり、不審者が通行人や近隣の人の目に入らずに開錠作業などの活動ができてしまう可能性があります。
■庭に目隠しフェンスを設置するメリット
庭に目隠しフェンスを設置する主なメリットは、「視線を遮りプライベート空間を確保」「敷地内が見えないことでの抑止力」「風よけや騒音対策」の3つです。それぞれについて解説します。
・視線を遮りプライベート空間を確保
目隠しフェンスは適切な高さのものを設置すれば、外からの視線を遮ることが可能で、プライベート空間を確保することにつながります。とくに通行人が多い場所や隣家が近い住宅の場合は、目隠しフェンスがあると安心して過ごせるようになるでしょう。「庭でくつろぎたい」「庭で子どもやペットを遊ばせたい」などの場合も有効です。
・敷地内が見えないことでの抑止力
目隠しフェンスを設置することで敷地内の様子が外から見えにくくなるため、不審者にとって侵入しにくいと感じさせる効果が期待できます。家の中の様子や庭の様子を確認しにくいと不審者も侵入しにくくなるため、犯罪の抑止につながるでしょう。
・風よけや騒音対策
目隠しフェンスは、フェンスのタイプによっては風や騒音を軽減する効果も期待できます。たとえば目が詰まったデザインのフェンスを設置することで、風を和らげたり騒音を軽減したりすることが可能です。また、コンビニの近くなど周囲の音が気になる場合は防音効果のあるフェンスを採用するのがおすすめです。
■選ぶ時のポイント
目隠しフェンスを選ぶ際には、「目隠し率」「高さ」「強度」の3つのポイントを理解して選ぶことが大切です。ここではそれぞれのポイントについて解説します。
・目隠し率
目隠し率とは、フェンスが外からの視線をどのくらい遮れるかの割合を示すものです。たとえば隣家との距離が近い場合や通行人の多い道路に面している場合など、外からの視線を完全に遮りたい場合は目隠し率100%のタイプを選ぶのがよいでしょう。ただし、目隠し率100%のフェンスは防犯性としては逆効果になってしまう場合もあるため注意が必要です。
目隠しとしての役割を果たしつつも防犯性や風通しの面も考慮するのであれば、目隠し率は80~100%程度の範囲で適切なタイプを選ぶようにしましょう。
・高さ
目隠しフェンスとしての役割を果たすためには、人の目線を考慮して高さを検討することが大切です。たとえば180cm程度の高さであれば、通行人の目線よりもやや高いため、外からの視線を遮ることが可能になります。
ただし、フェンスをあまり高くしすぎてしまうと、住宅の1階から見える景色の視界が狭くなってしまい、圧迫感が出る可能性があります。また、反対にフェンスが低すぎると目隠しの役割を果たせなくなるため、外からの視線と、敷地内からの見え方のバランスを意識して検討しましょう
・強度
目隠しフェンスは地震や台風、強風などの自然災害にも耐えられるよう、ある程度の強度が必要です。とくに格子の隙間があるタイプやメッシュタイプのデザインだと風通しがよくなり、強風の影響を受けにくくなります。また、アルミや樹脂フェンスは耐久性が高く、長く使用することが可能です。
■目隠しフェンス設置時の注意点
目隠しフェンスを設置する際には、圧迫感のない高さを検討する点と、素材やデザインのミスマッチが生じないようにする点について注意が必要です。それぞれについて解説します。
・フェンスが高すぎると圧迫感がでる
フェンスは低すぎると目隠しの役割を果たせず、高すぎると圧迫感がでるため、適切な高さを検討することが大切です。住宅の敷地は一般的に道路より少し高くなっている場合が多いため、目隠しフェンスの高さを考える場合は道路からの高低差を考慮する必要があります。
目隠しフェンスの高さは180cm程度にするのが一般的ですが、道路との高低差や敷地内からの見え方によって適切な高さは異なります。目隠しとしての役割を果たしつつ、圧迫感がでない程度の高さを十分に検討しましょう。
・素材やデザインのミスマッチ
フェンスの素材やデザインが家の外観や庭のスタイルとマッチしていないと、全体としての統一感が損なわれてしまいます。フェンスを選ぶ際には、家全体の美観を考慮し、家の外観や庭の雰囲気と合うテイストのものを選ぶことが大切です。
たとえばモダンテイストな外観の住宅に対して、重厚感のあるアンティーク調の鉄製フェンスを選んだことで、全体のバランスが崩れてしまったというケースもあります。モダンテイストの家にはアルミ製のフェンスを選ぶなど、バランスを意識してフェンスの素材やデザインを選択しましょう。
》和モダンな庭の作り方とは? 作る際のコツや失敗しない業者の選び方を解説
■まとめ
目隠しフェンスは外からの視線を遮りプライバシーを守る役割を果たす反面、高さやフェンスのタイプによっては防犯性において逆効果になってしまうケースもあります。死角ができにくいように気を付けて、フェンスの設置方法を検討することが大切です。
また、適切な目隠し率や高さ、強度も検討し、安全で快適に過ごせるように意識しましょう。家の外観や庭のテイストなど全体のバランスも考慮し、適切なフェンスを選ぶことが大切です。
■軽井沢周辺で造園・外構工事ならぜひ神戸造園にお任せください!
神戸造園は、群馬県甘楽郡を拠点に造園工事や外構工事、土木工事全般を手掛けています。
「提案力」と「技術力」が強みで、庭のメンテナンスから全体のプロデュースまで、ニーズに合った施工が可能です。
もともと庭石の販売からスタートした会社であるため、石材へのこだわりも強く、豊富な知識と経験から、日本庭園からおしゃれな庭まで幅広く対応可能です。とくに日本庭園の施工が得意で、外国人の方からもご依頼いただいています。
目隠しフェンスの施工はもちろん、お庭の防犯対策についてもぜひご相談ください。そのほか、お庭づくりについてお悩みやお困りごとがありましたら、些細なことでもぜひお気軽にお問い合わせください。
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